内職なら失業手当を全額受給しつつ働けるケースもあります

内職しつつ基本手当を全額受給前回は就業手当を受けつつアルバイトをするとトータルで損をする可能性が高いと説明を行いました。
就業手当」はアルバイトでも支給されますが、要注意です

就業手当の対象にならない働き方として「内職」があげられます。
内職は就業手当の対象外で、なおかつ条件によっては失業手当の不支給要件(働いたことで支給が先送りになる条件)を回避することも可能です。

内職を活用することで内職の報酬と失業手当の両方をもらうことも可能になります。

今回は、失業手当をしっかりもらいつつ内職で収入を作る方法について見ていきます。

【広告】


「内職」と「アルバイト」の違いは?

4週間に一度ハローワークで行われる失業認定日に提出する失業認定申告書には就労した日に印を付けるカレンダーがあります。

この失業認定申告書の「就労」にはアルバイトの場合は丸印を、内職や家業の手伝いをした日には☓印をつけるようになっています。

失業認定申告書のサンプル

失業認定申告書のサンプル

アルバイトと内職をなぜ区別しているのかというと、以下の様な仕組みになっているからです。
アルバイトをした日の失業手当は、報酬額にかかわらず不支給となるのに対して、内職の場合は一日あたりの報酬額が一定額以内に収まっていれば不支給ではなく、失業手当の基本手当日額を減額する、と決められています。

そして、さらに一日あたりの報酬額が一定額未満であれば、基本手当日額は全く減額されません。

つまり、減額されない金額を稼いだ場合、基本手当日額を満額受け取りつつ内職の報酬も受け取ることが可能である、ということです。

カラクリは「賃金日額」に

なぜ基本手当を満額受け取りつつ内職ができるのか疑問に思われるかもしれません。

この制度の仕組みには失業手当の基本手当日額を決めるさいに使われる「賃金日額」にあります。

賃金日額は、退職前の6カ月の平均給与額(各種手当を含む)から算出されるものでした。
参考:失業手当のもらえる額はいくらくらい?

内職をしても基本手当日額を減額されない報酬は退職前の「賃金日額」が影響します。

賃金日額の80%の金額というのが大きなポイント。

基本手当日額と一日あたりの内職の収入を合計した金額が「賃金日額の80%」に収まっていれば、失業手当は減額されません。

給料が安かった人は要注意

前職の給与が少なかったという人の失業手当の基本手当日額は賃金日額の80%になっているので、この場合は内職をすることは出来ないので注意してください。

控除の制度もあります

基本手当日額と内職の収入が賃金日額の80%までに収まれば失業手当は減額されにというこの制度、もう一点メリットが有ります。

それは、「控除」です。
控除といえば所得税などの各種控除を思い出すかも知れませんが、同様の仕組みが備えられています。
内職収入と基本手当日額が賃金日額の80%を超過していても、超過額が1,286円までなら80%を超過していても基本手当日額は減額されません。(平成26年8月改訂)

基本手当と内職の収入の合計が働いていた頃の8割までなら「失業状態」。ただし内職には制限があります

ここまで説明したことを簡単にまとめると、失業手当と内職の収入の合計が80%と控除額までに収まっていれば、家計補助としての労働をしている「失業状態」にあると認められる。ということです。

ここまで見てきて良いことずくめのようにも思える内職ですが、当然制限があります。

アルバイトの場合同様に内職も、就職活動を行わず内職に専念している場合は失業状態として認められません。
認められなかった場合は失業手当の支給は停止されます。
※失業手当をもらうには失業認定日までに3回以上の就職活動実績が必要です

では、どの程度なら内職しても良いのでしょうか。

内職は一日4時間まで、週に20時間まで、それ以外にも要件あり

平成15年の法改正によって、内職の要件は随分と緩和されました。
この緩和によって、仕事の内容や契約形態にかかわらず、1日4時間未満の労働の場合はすべて内職として認められるようになりました。

つまり、1日4時間未満であれば通常のアルバイトでも内職として認められます。
短時間のアルバイトであれば内職として認められるので、就業手当を気にする必要もありません(失業認定申告書のカレンダーには☓印です)。

ただし、一日4時間未満は厳守しなければなりません。一日4時間を超えて残業をしてしまえば内職としては認められません。

さらにもうひとつの要件である週に20時間の労働も守る必要が有ります。

1日4時間、週六日労働だと一週間の動労時間は24時間となるため、この場合は就職または就労とみなされます。

それ以外の要件としてはこの短時間のアルバイトが雇用保険の被保険者となった場合も内職としては認められず就職または就労とみなされますので注意が必要です。

このように内職の範疇を超えてしまった場合は、基本手当の支給が先送りになるわけではなく、就業手当の対象となってしまいます。

内職収入の計算目安(例)

H26年8月1日改正以降の失業保険で計算します

例1)25歳、被保険者期間1年以上10年未満、賃金日額1万円の場合

1年以上10年未満の被保険者期間の25歳で、賃金日額1万円の方の場合、基本手当日額は5702円です。
この場合、内職しても基本手当が減額されない上限は以下のように求めます。

10,000×80%=8,000
8,000-5,702+1,286=3,584

控除を含め、一日3,584円までなら内職をしても大丈夫です。

例2)45歳、被保険者期間20年以上、賃金日額1.5万円の場合

20年以上の被保険者期間の45歳で、賃金日額1万5千円の方の場合、基本手当日額は7,500円です。
この場合、内職しても基本手当が減額されない上限は以下のように求めます。

15,000×80%=12,000
12,000-7,500+1,286=5,786

控除を含め、一日5,786円までなら内職をしても大丈夫です。

ピックアップ記事

未払いになっている残業代を請求しよう

【広告】

転職エージェント比較ランキング ベスト5

ワークマナビの管理人が考える、一番おすすめの転職エージェントをご紹介します。
「そろそろキャリアアップしなきゃ・・・」と、お考えのあなたに専門の転職エージェントによる充実した転職支援サービスの利用をオススメいたします。

履歴書・職務経歴書の効果的な書き方、面接対策、自身がまだ気づいていない強みの洗い出しも全部無料で活用できます!

まだまだ転職検討中の方もキャリアの棚卸しや自身の市場価値を知る機会を作ってみてはいかがでしょうか。複数の転職エージェントに登録するとキャリアコンサルタントの客観的な視点からあなたの適職や気づいていない強みに気づく事ができるのでオススメです。

エージェントを活用した転職は、採用されたらそれでサポートは終わりではありません。試用期間期間終了までの間、フォローを受けることが可能です。上司に直接言いにくい職場に対する不満点も聞いてくれて、角の立たない形で職場に改善提案などもしてくれるので安心ですね。

DODA
非公開求人の質量共にNo.1!
マイナビエージェント
じっくり探したいならマイナビキャリアがGood!
リクルートエージェント
大手を狙うならリクルート!
4位 JACリクルートメント
5位 パソナキャリア

未払い残業代の請求は「退職時に未払いになっている残業代を請求するには?」を参考にしてください!