専門学校以外で行われる民間委託訓練コース – その2(NPO法人や求人セット型の訓練コース)

NPO法人や求人セット型の訓練
前回、専門学校以外で行われる民間委託訓練コース – その1(地域職業訓練センターや大学での訓練コース)では、地域職業訓練センターや大学での訓練についての説明を行いました。

今回はNPO法人での訓練や求人とセットになった企業実習先行型の訓練、専門学校での訓練と企業での実習がセットに成った訓練コースについて見ていきます。

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NPO法人等委託訓練とは?

「NPO法人等委託訓練」とは、委託先が専門学校などではなくNPO法人が訓練委託先になっているコースのことを言います。

訓練の委託先がNPO法人なのですが、訓練のコース名にはしっかりと「NPO~」と明記されています。

NPO法人等委託訓練の特色は?

NPOは非営利組織のことを指します。

NPO法人の活動は、 保健・医療・福祉、社会教育、まちづくり、観光、農山漁村・中山間地域、学術・文化・芸術・スポーツ、環境の保全、災害救援、地域安全、人権・平和、国際協力、男女共同参画社会、子どもの健全育成、情報化社会、科学技術の振興、経済活動の活性化、職業能力・雇用機会、消費者の保護、連絡・助言・援助、条例指定などの分野に区分されています。

非常に多様な分野に別れていますが、日常生活で目にするのは医療福祉(介護)、や人権問題、子どもの健全育成などではないでしょうか。

委託訓練では、介護福祉のサービスについて学ぶコースのほか、NPO法人の設立などのノウハウを学び、NPO法人の経営者や管理者として働くための知識や技能を習得する事を目指したコースが設置されています。

気になる就職のこと

また、NPO法人の運営管理を学ぶコースと聞いてもピンと来ませんし、特殊なコースだと就職率も気になる所です。
NPO法人の運営管理を学ぶコースの就職率は実際には需要が高いのか、70%以上の就職率を誇る訓練も多数あります。

NPOで働きたい、いずれはNPO法人を立ち上げたいという高い志を持った方にはピッタリのコースと言えますね。

NPOで働くことはまだまだ認知度が高いとは言えませんし、給与面での不安もあるかもしれません。
NPOの給与水準は年々高まっており、一般の企業と遜色のない報酬を得られるNPO法人も徐々にではありますが増加しています。

なんといっても、公共の利益を優先したやりがいのある仕事をしたいと言う人にとっては、他の訓練とは比較の余地はほとんど無いとも言えます。

NPO関連の訓練は、機構(高齢・障害・求職者雇用支援機構 、通称:JEED)の委託訓練の他、都道府県の運営している委託訓練でも実施されています。

NPO訓練は年に数コースしか開設されていないのがネックです。
定期的に実施はされているので地道に探しましょう。

求人セット型訓練とは?

求人セット型訓練は企業実習先行型訓練とも呼ばれています。
この訓練は委託先が教育機関ではなく、一般の事業所が訓練を行う訓練です。

この訓練タイプは、昔からあるもので、以前は「事業主委託訓練」と呼ばれていました。

実際に事業所で働きながら、その職種に必要な知識や技能を身につけて行くのが特色です。

事業所で実際に働きながらと聞くと、OJT(On-the-Job Training、オン・ザ・ジョブ・トレーニング:仕事を通じ、仕事に必要な知識や技術を修得させるトレーニング)を想像しますが、OJTだけではなく講義形式で知識を学ぶ時間も用意されています。

求人セット型訓練の特色

求人セット型訓練の一番の特色は、やはり就職に直結しやすいことでしょう。

訓練は3カ月ほどの職場実習として実際に業務を経験してもらいます。
その上で企業と訓練生が気に入った場合は、訓練修了後に社員として採用します。

紹介予定派遣のようなイメージを持ちますね。

ただし、紹介予定派遣との違って事業所から給料が出るわけではなく、失業手当が受給されるだけです。

本来ならば失業手当は働かなくてももらえるものですが、仕事の直結する業務を実務を通して学びながら給付を受けられますし、延長給付であればなおさらメリット第ですよね。

企業にとってももちろんメリットがあります。
給料を払う必要はありませんし、訓練を受託すれば国からの補助金も給付されるのです。

求人セット型訓練の昔と今

求人セット型訓練は以前は事業主委託訓練と呼ばれていたと前述しました。
昔は、人気があるとは言えない製造業のラインなどの業務に就くことが多かったようですが、現在ではだいぶ様変わりしています。

近年の求人セット型訓練は、オフィスワークを中心に、システムエンジニアやネットワークエンジニア、WEB政策などのIT系、医療・介護、美容アシスタントやスタイリストなどの美容系などの募集があり、職種の幅が広がっています。

やりたい職種が決まっていて、就職が難しそうな場合には、専門学校などに通うよりも、求人セット型委託訓練で実務を学びながら働くほうがハードルは低そうでです。

組み合わせ訓練って?

「組み合わせ訓練」。聞いたことはありますか?
耳慣れないこの訓練の名前、簡単に説明すると以下のようになります。

「組み合わせ訓練」とは、専門学校などの委託訓練に、求人セット型訓練を掛けあわせたようなコースです。

具体的には、講義形式の座学を専門学校等委託訓練で行い、実践的な技術や技能を身につける訓練は職場実習を通じて行う訓練です。

訓練の一例を挙げると、専門学校などで座学を3カ月行い、その後に事業所などでの職場実習を1~2カ月行います。

理論的な分野や基礎知識を座学によって学び、実践形式で仕事をしながら業務を学ぶための訓練と言えます。

組み合わせ訓練が行われる用になった背景

技術系の訓練コースが豊富に設定された、都道府県の訓練施設での訓練であれば技能を身につけるための実習に比重を置いた訓練もしっかり行われますが、専門学校などで行われる委託訓練の場合、十分な設備が無かったり、本業の専門学校の授業やカリキュラムの関係で委託訓練では設備を使えないことも少なくないようです。

そこで生み出されたのが、この「組み合わせ訓練」です。

組み合わせ訓練であれば、専門学校などの設備がなかったとしても民間企業の仕事を経験しながら技能を身につけることが可能です。

ただしこの組み合わせ訓練、一般向けの訓練では実施されることが少なく、若年向けのデュアル訓練の一つとして行われることが多いのがやや残念なところです。

デュアル訓練での実績や環境変化によって今後一般向けにも広がることを期待したいですね。

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