給料をもらいながら学べる「日本版デュアルシステム」ってなに?

日本版デュアルシステムの仕組み
もともと公共職業訓練は、中高年の再就職を支援することを目的とした公的支援制度でした。
公開職業訓練は公的な支援制度ですから、再就職が困難な年齢層を対象に支援するのは当然とも言えます。

しかし、世間の経済状況が改善するとともに中高年の失業率は少しづつ改善していきました。
その一方で、若年層の雇用状況は好転することなく失業率は足踏みしたままでした。

失業率が高止まりしているだけではなく、アルバイトで生計を立てるフリーターや働かない・学ばないニートなどの増加が目立つようになりました。
また、派遣や請負などの非正規雇用も問題となりました。

そこで、国としても対策を講じる必要がでてきました。
そこで平成16年度より始められたのが「日本版デュアルシステム」と呼ばれる公共職業訓練の制度です。

今回は「日本版デュアルシステム」について見ていきます。

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日本版デュアルシステムとは?

デュアルシステムというものはもともとドイツで導入された若年層向け職業訓練制度です。
義務教育を修了した若者が職業学校で専門教育を学ぶ一方で、企業での職業実習を受けるというもの。
平日5日のうち、2日を職業学校で、3日を企業での実習を受けます。

ドイツのデュアルシステムについては、下記の独立行政法人労働政策研究・研修機構のページを参照ください。

公ドイツの公共職業教育訓練—デュアル・システムを中心に| 労働政策研究・研修機構(JILPT)
ドイツの職業教育訓練は、職業学校で理論を学び企業で実践を学ぶ2元的制度「デュアル・システム」に特徴があげられる。

このドイツのデュアルシステムを参考にして作られたのが、「日本版デュアルシステム」です。

日本版デュアルシステムの仕組み

日本版デュアルシステムは、一定期間訓練校で講義を受けた後に、その分野の仕事を企業で職業実習を受けて実践形式で学びます。

座学で学び、職業実習を受けると聞くと、「組み合わせ訓練」を思い出す方もいるかもしれません。
組み合わせ訓練は以下のような訓練コースです。

「組み合わせ訓練」とは、専門学校などの委託訓練に、求人セット型訓練を掛けあわせたようなコースです。

詳しくは下記のページに記載しています。

具体的に日本版デュアルシステムと組み合わせ訓練の違いを見てみましょう。

日本版デュアルシステムと組み合わせ訓練の違い

「デュアルシステム」と「組み合わせ訓練」との大きな違いは、デュアルシステムには「有期パート就労」と呼ばれる段階が組み込まれています。

もう少し詳しく説明すると、組み合わせ訓練における「職業実習」の場合、訓練生として仕事を身を持って体験することが大きな目的ですが、「有期パート就労」は実際に給料をもらって事業所のパートタイム職員として働く期間がプラスされています。

日本版デュアルシステムのメリット

職業実習に加えてパートタイムで働き給料をもらえることもメリットですが、一番のメリットは、ほかの訓練と比較しても訓練修了後に実習先への就職につながりやすいということです。

もちろん、実習先の事業所と本人の合意が得られることが前提ですが、事業所は組み合わせ訓練のように公的な補助をもらって実習を受けさせて上げるだけではなく、事業所自体も給料を支払うわけですから、働きぶりをチェックしますし仕事の飲み込みの早さや働きぶりを見て好印象であれば、実際に雇用したくもなりますよね。

通常の中途採用であればハロワークに求人登録し、送られてきた履歴書をふるいにかけ、面接やテストをしなければなりませんが、人となりまではしっかりチェックできません。求人サイトを使えばそれだけでかなりの費用もかかります。

実際に数ヶ月間一緒に働いていれば、どういう人物なのか、仕事ぶりも分かりますし得意/不得意も把握できます。
訓練生もどういう会社なのかはっきりとわかります。

一般の訓練の場合、3カ月や6カ月の訓練をしっかりと受講しても、実践で必要とされる技能が身につかなかったり、求人ニーズが少なかったり、訓練コース修了後の就職活動時に苦労することが想像以上に多いようです。

その点、修了後の就職につながりやすい日本版デュアルシステムは訓練生、事業所どちらにとってもメリットがある制度といえます。

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