日本版デュアルシステムはどこで実施されるの?

日本版デュアルシステムの実施場所やコース内容、訓練期間

前回、日本版デュアルシステムの仕組みや訓練の流れについて説明しました。

おおまかにおさらいをすると、日本版デュアルシステムは若年層向けの訓練コースで、座学と事業所での実習に加えて給料がもらえる「有期パート就労」を行います。
さらに、実習先への就職できる可能性が高いというメリットもあるのが日本版デュアルシステムでした。

今回は、日本版デュアルシステムの訓練実施場所と訓練期間などの内容を見ていきます。

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日本版デュアルシステムの対象者は?

日本版デュアルシステムは若年層向けの訓練であると解説しました。

訓練校によって対象年齢は異なりますが、おおむね40歳未満もしくは35歳未満であることが多いようです。
35歳未満が対象の訓練であっても、パートやアルバイトといった不安定な就労を繰り返しおこなっている場合は35歳以上でもデュアルシステムでの訓練を受けられることがあります。もし35歳以上であっても対象となる可能性はありますので電話などで問い合わせをしてみる価値はあります。

正社員として働いてたのに何かのきっかけで退職、その後就職活動が上手く行かずアルバイトで生計を立てていた場合なども対象となりますので、幅広い層の就職希望者が使える制度と言えます。

高校生、専門学校生、大学生など在学中の人は日本版デュアルシステムの対象とはなりません。

日本版デュアルシステムの実施場所

日本版デュアルシステムの実施場所は3つのタイプに区分されます。

その1 民間専門学校への委託訓練を活用したデュアルシステム(委託訓練活用型)

民間専門学校に委託した訓練は主に若年層向けとして行われるもの。

訓練期間の多くは4~5カ月程度です。
最初の3カ月は専門学校で座学を受講し、残りの期間を企業での実習を受けます。

民間専門学校を活用したタイプの実習は期間が短いこともあり、ほとんどの場合有期パート雇用の部分が省かれています。
その結果、デュアルシステムとは銘打っていますが、実質的には若年層向けの「組み合わせ訓練」とも言える内容です。

その2 ポリテクカレッジで行われるデュアルシステム(専門課程活用型)

独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構(JEED)が運営しているポリテクカレッジで行われるのが専門課程を活用したタイプのデュアルシステムです。
訓練期間は2年と長いのが特徴です。

カリキュラムはポリテクカレッジでの座学と企業実習に加えて、有期パート雇用による実習も行われます。
有期パート雇用は実際に働き収入をもらいながら企業実習よりも実践的な知識や技能を身につけることが可能です。

その3 ポリテクセンターや技術専門校で行われるデュアルシステム(普通課程活用型)

独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構(JEED)が運営するポリテクセンターや都道府県が運営している技術専門校で行われるタイプのデュアルシステムです。

訓練期間は6カ月~1年半と幅が広く、企業実習や有期パート雇用の期間もバリエーションが取り揃えられています。

一例を挙げると、1年コースの場合、最初の5カ月程度は訓練コースの一つであるアビリティコースによる学科(座学)と実習による訓練を受講し、その後1カ月程度の企業での実習を受け、残りの期間を有期パート雇用として現場で働きながら知識や技能を習得していきます。

補足 その他に専門学校独自のカリキュラムによるデュアルシステムも

現在あまり実施されませんが、委託された専門学校が独自に組んだ「民間専門学校実施型」という有期パート雇用を含んだコースも存在します。

本当にしっかり技能を身につけるならポリテクカレッジで行われるデュアルシステムを

3種類の実施場所について解説しましたが、実際に有期パート雇用がしっかりと組み込まれているのは、ポリテクカレッジで実施されている「専門課程活用形」と呼ばれるコースの一部のみです。

それ以外のコースでは、実際の仕事を体験するインターンシップ型の実習とも言えます。
インターンシップ型でももちろん技能を修得することは可能ですが、仕事の流れや取り組み方を肌で感じることに重きが置かれていると考えて置いたほうがよいかもしれません。

数多く実施されているデュアルシステムは?

一番実施されているタイプのデュアルシステムは、高齢・障害者・求職者雇用支援機構が実施している、ポリテクセンターや技術専門校で行われる「普通課程活用型」です。

このコースは上でも説明しましたが、ポリテクセンターで行われているアビリティコースに、1ヶ月間の企業実習を組み込んだものです。いわばこのコースは、若年層向けの短期デュアルコースとも言えます。

近年はこの普通課程活用型の短期デュアルコースが毎年数多く開講されるようになっています。

受講期間が長いほうが身につけられる技能や知識も豊富になりますが、自分にあった内容かどうか、就職活動をするタイミングもしっかり吟味しコース選択を行いましょう。

次回は、デュアルシステムでは失業手当の延長給付がもらえるのか、通常の職業訓練と同じく学費は無料なのかなどについて見ていきたいと思います。

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